対症療法と根本療法
対症療法とは?
症状の根本原因ではなく、主だった症状を抑えて軽くするためにおこなう療法です。
痛みを止めたり、ごまかしたりしている間にその人自身の体力で回復するのを待ちます。
対症療法が本当の原因を見つける妨げになったり、逆に悪くなったりすることもあります。
マッサージを当院ではお勧めしないのですが、マッサージにより筋肉はより硬くなって弾力を失っていく事があるからです。
根本療法(原因療法)とは?
病気の原因をみつけ取り除くことによりなおす方法です。
そのままではありますが「原因を見つける事」が実は難しいです。
弁天整骨院にいらっしゃる方の多くはなかなか辛いからだが良くならず、様々な病院や整体、マッサージなどを受け、独自の健康法やネットで良いと言われて事はなんでもやる。でも改善しない・・・そんな方が大勢いらっしゃいます。
「病院に行っても検査ばっかりして原因もわからないし、痛み止めやビタミン剤を処方されるのみ。だから行く意味がない!」
そう仰います。気持ちはわかります。しかし、「検査でなにもないということがわかる」ここがとても重要です。
例えば頭痛が長年続きひどい時は起きられない、薬も効かない、動けないといった方もいらっしゃるかと思います。
この状態で病院もいかずに来ていただいても「命に危険がある頭痛」の可能性を否定できません。
まずは病院でCT(Computed Tomography)やMRA(Magnetic Resonance Angiography),MRI(Magnetic Resonance Imaging)などをうけていただき問題がない。となってからでないと施術を始めることができません。
ほんとにわずかな確率であり、もしかしたら私は一生そういう方をみる機会がないかもしれません。
しかし、なにか病気があったときは命にかかわります。早期発見できていれば後遺症もなかったり、軽かったりするかもしれません。
残念ながらお身体外から見ても、お話を伺っても絶対にわからないので、「何も見つからなかった検査」は無駄ではなく少なくとも命の危険はない状態であることがわかります。
弁天整骨院における根本療法
当院では身体を根本からなおすことを一番に考えています。
整骨院も整体院もやまほどあり、ホームページを見てもどこもかしこも「根本改善!」とうたっています。
では根本改善とは?
腰痛を根本的に改善したら二度と腰痛にならない!
肩こりを根本的に改善したら二度と肩こりしない!
頭痛を根本的に改善したら二度と頭痛は起きない!
残念ながらそんなことはありません。
腰痛も肩こりも頭痛も根本的によくなったってその後の使い方や無理をすれば出てくるでしょう。
頭痛がよくなったからと、毎日徹夜で運動もしないでパソコンのお仕事をしていたらまた頭痛はおきます。
当院では痛みのでにくい、病気になりにくい体つくりを目指しています。
身体の悪くなる原因は?
その状況をおこしている原因を背骨の歪みからくる神経伝達の不備と考えています。
外から見た場合は姿勢が悪くなると体のどこかに負担をかけるので姿勢を良くすることが重要です。
背骨の中には脊髄といって脳につながっている神経の束が通っています。
この脊髄から神経が木の枝のように別れ背骨の間を通って各器官へとつながります。
生き物は脳からの命令を体に伝える運動神経があることにより様々な行動ができます。
・力を入れる・歩く・走る・投げる・ジャンプする等上げたらきりがなくなりますのでこれくらいにして、ただ歩くという行為も習慣化され特別考えなくても歩けますが、脳からの命令がなければ歩くことすらできません
また、自律神経という体の調節をしている大事な神経もあります。
自律神経はその名の通り自律している神経なので自分の好きなようにはできません。
・リラックスしたい・良く寝たい・消化吸収を良くしたい・ホルモンを出したい・ホルモンを止めたい
こちらは何も考えなくても体の調節をしてくれるのですがこちらも背骨の出口を通っているのです。
背骨が歪んでしまうと神経の通り道が悪くなるので各器官の働きが悪くなって悪影響が出た結果様々な症状が現れます。
外からみたお話をするなら姿勢が悪い、単純に身体が左に傾いていれば左側の膝や腰に負担がかかります。
その状況を変えずに、痛い場所だけをみていても根本から改善することはできないのです。
身体の構造(背骨の歪み・姿勢)を正すことにより
身体の機能(神経伝達・自律神経)が整い身体は根本改善へと向かっていきます。